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 皆さんこんにちは。荒木田歯科医院院長の荒木田郁夫です。

 私は昭和60年、東京医科歯科大学を卒業し、国家試験に合格、歯科医になりました。歯科は大学6年生で1年間患者実習を行ない、とりあえず治療ができるようになって卒業しますが、ほとんどは大学に残ったり勤務医になったりして卒後の修行をします。
 私は母校で顎口腔機能治療部という診療科に残り、元日本補綴歯科学会会長で、現在は定年退官後、独立行政法人となった東京医科歯科大学の理事をされている、大山喬史教授に師事しました。「補綴学」とは、義歯や冠、インプラントなどで歯の欠損を治す歯科の分野です。
 顎口腔機能治療部は「顎顔面補綴」という、癌の手術によって顎の一部がなくなった方や唇顎口蓋列の方の補綴治療(義歯や冠など)を行なうところです。2年目から4年間大学院にすすみ、臨床の傍ら部分入れ歯の研究を行ない、博士号の学位を得ました。さらに教室で1年間働いて、文部教官助手の身分で退職しました。 このような経歴から、専門といえるものは有床義歯(総入れ歯、部分入れ歯)です。顎補綴では普通の患者さんとは比べ物にならないほど条件の悪い顎に義歯を入れなければなりません。そのような症例を通じて知識と技術を研鑚してきました。
 また大学で仕事をするかたわら、伊勢崎に帰ることも視野に入れてその他の治療についても研修してきました。とくに歯周治療(歯槽膿漏)については、きちんとした冠や義歯を入れるためにはまず残った歯を保存する事が一番大事であることからも、とくに興味を持っていろいろな勉強をしてきたつもりです。
 伊勢崎に帰ってからも現在に至るまで、出来るだけ研修会や学会などに参加し、研鑚に励んでいるつもりです。特に補綴学会については認定医(現在は補綴専門医)を取得し、2001年、2006年と学会発表を行って資格を更新しています。
 こんな経緯で、現在は入れ歯やインプラント等による再建と歯周治療を自分では得意分野と考えています。残っている歯のを保存するための「歯周治療」と、歯がなくなったところの「補綴」を通じて、歯科治療を「口腔機能のリハビリテーション」と捉えていく、簡単にいえば「長く、元気よく、噛めるようにする」ことを追求していきたいと思います。