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2007年4月 4日 (水)

楽器を調整に出しました

 先日My楽器を調整に出しました。私はアマオケでオーボエを吹いているのですが、この楽器はその進化の過程で非常に複雑なキー(指で押さえる部分)のシステムを獲得し、調整すべきネジがたくさんあります。キーは楽器を演奏すれば当然激しく動くし、トーンホール(楽器本体の管にあいている、音の高さを変えるための穴)を押さえるコルクやタンポは徐々に変形するので、時々ネジの調整をしないと狂ってきます。そうすると何となく音が出にくくなったり、音色が変化してきたりするのです。時々は自分でネジを回すのですが、素人ではなかなかキチンとできません。専門家の調整に出すとびっくりするほど吹きやすくなって帰ってきます。
 私たちが行なっているメンテナンスもこれと同じだと思います。治療の終わった患者さんは、何とか満足な機能や審美を得られる事だと思います。その状態を保つためには、毎日行なう自分での口腔清掃は非常に重要です。しかしながら時々専門家である私たちが関与する事で、どうしてもレベルが下がってしまいがちなブラッシングの矯正や、普段できない部分の清掃、さらに全体の崩壊に繋がる危険な兆候が発見できるのです。
 歯科の治療が一応終了した時点は、メンテナンスの始まりです。それからの期間の方がずっと長いわけで、せっかく治した状態を保てるように、定期的なチェックに受診されるようにお願いします。

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