2013年12月 2日 (月)

いいね、南牧村

 今日12月1日は休日、歩行訓練のためどこかの山にいこうと思いました。出発する時間も遅かったので、コースタイムが短い黒滝山を目指しました。不動寺の紅葉も残っていれば幸いと考えていました。下仁田インターで降りて南牧村へ、黒滝山までは狭い道でしたが、不動寺はまだ紅葉が大変きれいでした。そこから観音岩をめざして山道を登りまPc010041した。天気もよく途中までは気持ちのよい道でしたが、馬の背付近のクサリ、はしご場でビビって中止。ひだまりでお菓子と紅茶を頂いて、戻りました。

 次に車で移動し南牧村中心部および北西部に、千ヶ滝を目指します。南牧村はほんとに山の中、谷筋ですが、ずいぶん奥まで集落が存在し、人が住んでいるという印象でした。そして周りの山々などの地形が非常に美しく、絶景ポイントが次々に現れる。同じ県にいながらなかなか知らない場所でしたが、とってもいいところです。千ヶ滝は立岩登山口にあり、車道から数分降りた所にあります。Pc010050ここもけっこうスリルのある螺旋階段で滝壺まで降りることができ、そこから下流のゴルジュを見ることができます。美しい滝でした。

 帰り道、ちとせや食堂で昼食。炭ラーメンが有名なお店です。一旦下仁田近くまで降りて、そこから今度登ろうと思っている小沢岳の登山口を下見に行きました。この途中の青倉付近も道の周りが絶景の岩峰。西上州恐るべし、です。

2009年10月20日 (火)

木曽御嶽山

 先の体育の日関連の連休1日目(10月11日)、木曽御嶽に行ってきました。今はもう故人ですが母方の祖父が熱心な御嶽山の信者で、小さい時から何度か連れて行ってもらいました。その縁でここ何年か子供の受験にあたっていたので、合格お願いとお礼参りに何年か続けて訪れています。

Dsc_0072 御嶽山には信州側からは王滝口と黒沢口の2つの上り口があり、祖父のいた講では王滝口から登っていたのですが、今回は紅葉狩りもかねて黒沢口から入ってみました。御嶽山ロープウェーを使って7合目まで行き、そこから紅葉の名所である8合目女人堂まで登る予定で行きました。

 朝5時くらいうちに家を出て、高速と権平トンネル越えでロープウェー駅に着いたのが9時過ぎ、駐車場は一通りいっぱいでしたが、順調に上までいけました。8合目までの登りは主に樹林帯で、結構きつい道でした。先週通過した台風18号のせいで、残念ながら紅葉はほとんど落ちてしまっていましたが、それでも雄大な景色は一見の価値がありました。もう一投足で頂上という感じでしたが、今回は我慢して下山。またロープウェーの駅からは「幻の滝」が良く見えました。

 駅から黒沢口の車道を下りましたが、慣れている王滝口とはずいぶん違う雰囲気でした。木曽の豊かな森を代表する「油木美林」に囲まれしっとりとした部分が多く、また霊神碑の数もずいぶん集中しているため、全体的に暗く感じました。そこから車で急いで王滝口に回り、里宮にお参り。遅い昼食はそばや「さくら」。頑張って八海山まで行ってお参りし、戻りました。

 両方の上り口とも、麓から里宮、八海山、三笠山、など同じ名前の社があり、沿道に霊神碑が並んでいます。それはそれぞれ全国の「講」あるいは信者家族ゆかりの霊神碑であるわけです。したがって山に参る時はゆかりの登山道から、霊神碑に参りながら登るわけで、決まった登り口からいつも登ることになります。私はもちろんそんなに熱心な信者ではないのですが、やはり馴染みの王滝口に行かないと後ろめたい感じがして、ぐるっと回りました。また王滝村の財政が非常に厳しい状態にあるということから、少しでもお金を落とそうという考えもあります。

 帰りはさすがに軽井沢付近から断続的に渋滞しましたが、何とか8時過ぎには家に着きました。

2009年9月15日 (火)

夏休み2009

 今年もほぼお盆に重ねて5日間の医院の夏休みでした。大学へ行っている子供の都合などではじめの2日間は家におり、畑仕事や盆迎え。後半3日間に旅行に行ってきました。
 車で信州伊那谷方面へ、高速は順調で松川インターで降りました。そこから山を越えて大鹿村へ、結構細い谷沿いの道をかなり走った後、谷に沿ってある大鹿村の中央構造線博物館に到着しました。Dsc_0001中央構造線と糸魚川静岡構造線、フォッサマグナを混同していた私でしたが、事前のHPによる勉強と学芸員の方の熱心な説明で、何となく概要が理解できました。久しぶりに隠れ地学好きの興味がむくむくと湧きあがってきました。となりの「ろくべん館」も面白かったです。
 昼食をとってからまた山を越えて中川村、アンフォルメル美術館に向かいました。ここも極めて静かな所で、お客さんは私たちのみ、冷房が故障していてむっとする展示室で、ゆっくりと解説のビデオを見てきました。館の管理のおばさんが暑かったお詫びにと冷たいお茶を出してくれ、涼しいベランダでしばしお話をしました。この館の成り立ちや今の状況など興味あるお話を聞くことができDsc_0006ました。
 伊那谷に出て下の道を駒ヶ根に向かいました。駒ヶ根にはやたらソースカツ丼の看板が。ソースカツ丼を名物とするところはとっても多い、身近な所でも群馬の桐生や福井市があります。でもここ駒ヶ根は店の看板の密度が非常に高い気がしました。駒ヶ根高原の光前寺にお参りに。信州第二の規模のお寺ということで、とても立派なものでした。となりにある駒ヶ根高原美 術館は、あまり期待していなかったのですがまとまった展示で、大変よかったです。また企画展の城康夫展-現代美術に表現された雪・月・花 も知らない作家でしたが、新鮮で感動しました。この日は駒ヶ根高原の早太郎温泉、西山荘に泊まりました。家族でやっている宿で、とても感じよく、また超充実の夕食でした。明日は千畳敷カールに行く予定、例年少し遅れるとロープウェー2~3Dsc_0035時間待ちということで、朝6時にタクシーを頼みました。夜になり強い雨が降り続きました。

 

 次ぐ朝お弁当をもらい準備を終えてロビーに行くと、なんとロープウェー駅までの道が昨夜の雨量で通行止めということでした。土木事務所の方が下から上まで点検し、報告して初めて通行可となるため、何時になるかはわからないという事で、出鼻をくじかれてしまいました。頼んでいたタクシーの運転手さんが様子を見に行ってくれ、しばらく待っていると急いで迎えに来てくれました。ほぼ2~3番目の早さでロープウェー駅に到着することができ、天上の楽園千畳敷カールへと到着することができました。千畳敷駅では場合によっては帰りは2時間以上の待ち時間、と脅していたので、遊歩道を一周して下りました。降りた駒ヶ根高原自体も、またゆっくりと訪れたい所です。

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市内のシルクミュージアムを見た後、伊那まで下の道を行きました。ソースカツ丼と伊那名物の「ローメン」の両方が食べられる店を見つけながら行き、幸いなことに途中の宮田村でそのような店を発見して昼食をとりました。伊那から高速で松本へ。松本ではまず日本浮世絵博物館、松本民芸館、そして大名町や仲町あたりを散策しました。お盆で休みの店が多かったのは残念で、また暑かった。来年はクラフトフェアの頃に来たいと思います。

 

2007年5月 9日 (水)

木曾御嶽山

 ゴールデンウィークは暦どおりの休みでした。後半は3~5日、2泊3日で久しぶりの家族旅行に出かけました。飛騨高山および白川郷が主な目的地でしたが、いろいろ経由して来ました。
 まず最初は長男の合格祈願のお礼参りに木曾御嶽へ。今回は旅行の途中なので、王滝村の御嶽神社里宮のみお参りしました。
 御嶽山は私の母方の祖父が信仰していた山です。戦前から、その頃は行くだけでもとても大変だったと思うのですが、いわゆる「講」に参加して毎年登っていたと言います。太平洋戦争では南方に送られて壮絶な苦労をしましたが、周りがどんどん亡くなっていく中で御嶽様のおかげで助かったという体験もしたようです。戦後も埼玉県深谷の大きな講に参加し、宗教的な指導者である「先達」などにはならなかったものの、商売をしていた人なので世話役みたいなことをずっとやっていたようです。私も中学生の頃から何度か連れられて一緒に登山しました。最後の方では自分は登れなくなってしまったのですが、今でも王滝村の集落に行くと一緒に麓の道を歩いたのを昨日のことのように思い出します。
 私は王滝村からしか行った事はないのですが、まずふもとに里宮があり、そこから上には道沿いに多くの霊神碑が立ち並び、独特の雰囲気があります。しばらく行くと清滝と新滝という行場があり、夏場には白装束の人達が滝を浴びています。その上はしばらくスキー場になるのですが、途中にこんもりと森があって八海山神社、そして田の原という車道の終点、登山道の始点があります。そこからは節目節目に神様と霊神碑が現れる登山道です。もともと私は山登りが好きなのですが、御嶽山はそんなわけで何度も登っており、その独特な雰囲気もむしろ好ましく思っています。
 ところで昨年の秋、紅葉の非常に美しい時期に家内と日帰りで合格祈願にお参りし、また八海山神社まで行ったのですが、人の少なさに驚いてしまいました。本当に美しいもみじが静かに見られて個人的にはよかったのですが、他の名所が込み合っている中もったいないと思いました。この連休も、まさにゴールデンウィークなのにとっても静かでした。御嶽講の人が減少していることもあるらしいのですが、普通の観光客にも人気がある場所ではないようです。おりしも王滝村は夕張市に次いで財政の厳しくなってしまっている自治体として報道されてります(村の努力で何とか明るい見通しは着いてきたようですが)。逆にそれが敬遠される理由になっているのかもしれませんが、皆さんもぜひ出かけてみてください。
 昨年秋も、今回もここでお昼になったのですが、里宮からしばらく登っていったところにある「さくら」という比較的新しいおそばやさんで昼食を頂きました。あまり舌に自身があるわけではないのですが、わたくし的にはここはとってもオススメです。コシのつよい、香ばしささえ感じさせるおそばです。付け合せのお漬物もとっても美味しかったです。
 旅行の続きは次回。