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2007年12月 9日 (日)

二階堂先生のソフトティッシュ・マネジメントのコース

 11月2日(日)、先週に続き今週は上野で、SPIというインプラントのシステムの主催による、二階堂先生のインプラント周囲のソフトティッシュ・マネジメントのコースがありました。SPIはスイスの会社で、日本ではモリタの子会社であるアスパックが扱っているインプラントです。私はそれを採用するつもりはないのですが、二階堂先生の講習が受けたくて参加しました。ソフトティッシュ・マネジメントとは、歯やインプラント周囲の軟組織すなわち簡単に言うと歯肉の処理の事です。歯周組織やインプラント周囲の組織の健康を保つためには、それを支える骨のみならず歯肉やその中の結合組織の状態が重要です。簡単にいうと固くて厚い歯肉が周りにあることによって、プラークが引き起こす炎症に対する抵抗性がまします。そのために口蓋などから歯肉やその内部の組織を移植します。今回は午前中に講義、午後に豚の下顎を使った実習のコースでした。歯周治療における歯肉の移植術はこれまでも私も行なっていますが、インプラント周囲での適用について勉強しようと参加しました。
 実習付きのコースではいつも思うのですが、大体のことは本で分かったつもりでいても、やはり実習を行なうと細かいノウハウが得られます。今回は10人以下の人数の結構濃い内容のものでした。
 インプラントの会社の主催だったのでSPIインプラントの埋入も行なったのですが、結構しっかりしたシステムで部品のヴァリエーションも多く良い面もありますが、私の現行のシステムと異なる手動の埋入はかなり違和感がありました。

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