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2007年3月18日 (日)

私のインプラント事始めその5

 さて、エントリーとして受講した講習会ではあくまでも急がない、無理をしない、最初は簡単なケースからという事が強調されていました。しかし実際の臨床においては、様々な理由で難しいケースがほとんどです。日本の保険制度は様々な問題もありますが非常に素晴らしい制度だと思います。しかしそのために保存が困難な歯も何とか頑張って残すことが行なわれ、そのため歯槽骨が大きく吸収してしまった状態で抜歯ということが多くなります。従ってその後にインプラントということになると、骨が不足していることが非常に多くなるわけです。さらに最近ではインプラントで噛めることは当たり前、綺麗に仕上がらなければ成功とはいえない状況です。
 というわけで、その後もいくつもアドバンスな講習会に出たり書籍を手に入れたり、これまで封印していたものを解き放ったように、勉強しました。幸いな事にこれまでGTRも経験していたし、ペリオやのう胞や根切のオペで骨をいじる事も行なっていましたので、比較的抵抗なくインプラントに取り入れることも出来ました。
 さらに診断の段階でも、いろいろとお願いして市民病院でのCT撮影のルートを作ることが出来ました。現在では少し難しいケースでは必ずCTを撮影してもらう事にしています。データをCDで受け取れば、無料のソフトで読んで分析することが可能です。さらにどうしても必要な時は、iCATという大阪大学初のベンチャー企業によるシミュレーションを依頼することが可能です。

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