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2007年4月27日 (金)

シューベルトの魔性

 木曜日は私の参加している前橋交響楽団の通常練習日。今日は月末で歯科医師会の例会があったため、1時間ほど遅れて練習会場に到着しました。秋の演奏会に向けて、今はシューベルトの「グレート」(交響曲第8(9)番)を練習しています。
 寄る年波のせいもあるのでしょうが、この曲を練習始めてから練習後はどっと疲れます。もちろんオーボエが非常にカッコイイという理由もあるのですが、シューベルトの魔力とでも言いましょうか、練習直後は高揚感があり知らないうちにヘトヘトになっている、魂を吸い取られるような(大げさですが)疲労感です。以前「未完成」をやった後も、若干違いはありますがとっても疲れた覚えがあります。
 一見(一聴か、)美しい歌にあふれた明るい「グレート」ですが、ふと気付くとゾッとするほど物悲しい部分もあり、その感情の変化が急激で尋常ではないところがあります。無垢で明るいハ長調に隠されたシューベルトの闇とでもいえましょうか。これから秋まで、前響の仲間と一緒にその魅力をますます堪能したいと思います。

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