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2007年5月11日 (金)

飛騨高山

 昼食後王滝村から開田高原を通り、目的地である飛騨高山に向かいました。開田高原からは美しい御嶽山をの姿を拝む事ができました。岐阜県側に入るとかなり道の狭いところもありましたが、気持ちのいい山間の道をドライブできました。美女峠というところを広域農道の「飛騨ふるさとトンネル」で通過し、そこから道がわからなくなってしまいましたが、あれあれずいぶん狭くなった、迷ったと思う間に、人ごみの高山市街に入っていました。何とか信号機で場所を確認し、高山陣屋のそばにある民宿にたどり着きました。3時頃でしたが駐車場に車を置いて、古い町並みに繰り出しました。
 それにしてもすごい人込みでした。まるでお祭り中みたいでしたが、それもまた楽し、でも自分の思うように歩けないのは困りました。私と同じで細かいお店、可愛いもの、買い物好きの娘は楽しそうでしたが、息子二人は結構だるそうでもありました。
 お店によりながら雑踏を抜け、町の北側の桜山八幡宮へ。ここではからくり人形を見たいと重い、獅子会館というからくり人形の実演劇場に入りました。これが展示物とともになかなか渋い、それなりに楽しめました。少し日が斜めになってきた町をぶらぶらと、宮川沿いにそぞろ歩き、途中飛騨国分寺などに寄って宿に帰りました。
 今回は夕食なしの宿にして外に食べに出る計画で、とっても迷ったあげく(飛騨牛のステーキにしようか、郷土料理にしようか・・・)少し郊外のイタリアンレストランに予約しておきました。ガイドブックで選んだ「オステリア・ラ・フォルケッタ」という店は、行ってみると思ったよりとってもこじんまりしたお店で、オーナーシェフご夫婦だけでやっているようでした。ちょっと遅い長男の合格祝いも兼ねた夕食なので、奮発してコースにしました。それぞれ何種類か違ったものを頼んだのですが、これが期待以上本当に美味しい、楽しい食事でした。特にメインでありこのお店の看板メニューらしい「飛騨牛ほお肉の赤ワインソース煮」は、一口頂いて感動しました。そんなに下の肥えた私ではないのですが、久しぶりに別格の美味しいものを味わった感じでした。地元ではないので行きつけにできないのが本当に残念です。

 次ぐ日は早起きし、私一人で朝食前に散歩。日中と異なった静かな町をぐりぐり歩いてきました。でももう宮川朝市はとてもにぎやか、朝からお祭りみたいでした。

 朝食のあと、今日はまず高山陣屋へ。私たちもそうでしたが、開門前から人が並んでいました。どっと中に入りましたが、案内を頼んだ人がいたようで、私たちもそこについてずっと解説を聴かせて頂きました。初老のおじさんで市の教育委員会の人だと思うのですが、とても優しく叮嚀かつ巧みな話術で、たくさん勉強させていただきました。金森家の改易や大原騒動、明治初期の梅村県令の話しなど、考えさせられるものでした。そこからしばらく市内を散策し、車で郊外へ。昼食後に娘の希望で飛騨高山美術館(私立、アール・デコ、アール・ヌーボーの主にガラスの美術館)を見ました。いわゆる「鑑定団」などでよく名前のでてくるものが、実物を見ると本当に美しいものでした。今日はそこから中部縦貫道、東海北陸道を経由して白川郷へ。

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