Er-YAGレーザー臨床研究会
今日は東京国際フォーラムに、Er-YAG(エルビウム・ヤグ)レーザー臨床研究会第11回大会に行ってきました。主にモリタ(歯科の総合メーカー)製のレーザーのユーザーが会員の、メーカー主導の学会ですが、これまでいつも京都で開かれていたのが今年は東京だったこともあり、参加してきました。このレーザーを使用し始めて約1年半ですが、歯科用レーザーのこととなぜ私がこれを選んだのかは、当院のHPを見て下さい。今年の4月から保険に、無痛的ウ蝕除去加算としてEr-YAGレーザーによる硬組織(歯の)切削が20点(200円!!)認められ、注目されているところです。
大会の内容は、特に目新しいことも少なかったのですが、この保険の「20点」をめぐってどう考えるか、もちろんたったこれだけ、という考え方もあるのですが、積極的にこれによってレーザーを使っていこうと前向きに考えるべきだという講師の先生の意見が、新鮮かつ最もと思いました。レーザーも夢の機械ではなく、思ったとおりの効果、例えば歯の切削では痛くなく、手早く、という効果を得るようになるには、それなりの研鑽、練習が必要です。どうしてもある程度高い機械なので、即効果が無ければがっかりするように思ってしまいがちですが、あくまでもひとつの「道具」であることを考えて、使いこなせるように努力する必要があるようです。