9、10月の研修など その3
もうひとつ、10月23日の木曜日の晩、伊勢崎市内のホテルクレインパークで、東京医科歯科大学教授、須田英明先生の講演がありました。中毛学術講演会という行事であり、今回は伊勢崎佐波歯科医師会の主催で行なわれたものです。
須田先生は歯内療法の教室の先生で、現在東京医科歯科大学の副学長、理事も勤められている重鎮です。実は伊勢崎市のご出身で、ご実家でお兄さまが市内で歯科医院をされており、私もお世話になっています。卒業後顎補綴の部屋に残った時も、同じフロアで隣が歯内療法の部屋でした。
さて今回も歯内療法に関する講演でしたが、澤田先生の時と同じように「見える」ことで治療のクオリティが飛躍的に上がるということが強調されていました。すなわちマイクロスコープ(実体顕微鏡)です。現在の臨床の流れにマイクロスコープを組み込むことは、はっきり言って非常に困難です。しかし今回の講演では「困った時のマイクロスコープ」ということ、すなわち常時ではなくも、どうしても必要な時や不安な時に使う、ということが言われていました。しばらくそれを目標に、現在の当院の歯内治療の流れを改革して行きたいと思っています。
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