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2008年2月22日 (金)

総義歯の再セット

 不思議なもので、同じような症例がしばしば同じ時期に集まることがままあります。ここのところしばらく、総義歯の患者さんが続いています。そんなわけで何回か総義歯(いわゆる総入れ歯)について思うところを書きたいと思います。

 今週の初め、ちょっとドキドキする患者さんがいらっしゃいました。というのも、今年に入って上下の総義歯を作った後、あまり上手く行かなくて作り直した方が、再度装着して調子を見せに来てくれる予定だったからです。おそるおそる具合を伺ったところ、今度は大丈夫だという事でホッと胸をなでおろしました。(いずれもできるだけ表情に出さないようにしてですが。)

 私は総義歯はほとんど全部、自分が技工をして作っています。その理由は基本的に金属構造の技工が不必要で比較的簡単なレジン(樹脂)の技工だけである事、そこそこ技工料金が高く自分でやっても採算が合うこと、そして何よりも総義歯の成否には技工操作が非常に大きな割合を占めることです。今回はたまたま技工所で作ってもらった金属床の総義歯が今ひとつ具合悪かったので、それを削って「トレー」とし印象をとって(というのは、その義歯自体を型取りのお皿にして型取り材を盛り,型をとったという事。できるだけ完成品に近い形のお皿で型を取ると機能的かつ精密に義歯ができる。)、新しく作ってしまいました。このようにどうも上手くいかないような場合でも、自分で技工する事によって思い切って作り直したり問題点を修正する事ができます。

2008年2月19日 (火)

前橋の街中

 日曜日の午後、前橋に出かけました。本町駐車場に車を置き、馬場川沿いに「元気21」までぶらぶら歩きました。というのも、来る3月9日(日)午後にその1階ホールで「前響ファミリーコンサート」をやるのですが、その打ち上げ会場となる喫茶店がないか、探しに行ったのです。
 風花の舞う中キョロキョロしながら行ったのですが、静かなというか渋くて味があるといえばそれまでですが、寂しい雰囲気の街角が続きます。結局元気21内の店に仮の予約をしてきました。逆にこの落ち着いた雰囲気を何か活性化に生かせないかと思いました。伊勢崎の本町の風俗街よりはずっとましだと思います。
 その後煥乎堂でスコアや本を立ち読み。中学・高校時代にはこんなに読むべき本、知識が世の中にあるのだと、いつも気持ちが活性化されたこの書店ですが、なかなか経営が難しいという事。駐車場をずっと持たなかったのが敗因でしょうか。でもやはり私的には当時の気持ちを思い起こさせる大事な場所です。