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2009年9月24日 (木)

当院のインプラント治療の現状 その1

 遅ればせながらインプラント治療を始めてから5年弱、インプラントの埋入本数そろそろ200本の達しようとしています。そこでこの節目に当たり、当院のインプラント治療について、これまでの実績のご報告と現在の基本方針についてまとめたいと思います。

○インプラント本数198本に対し、2次手術を除いたオペの回数が103回。ただし骨増生のみの手術が5回で、したがって1回のオペでの平均埋入本数は約2本でした。

○上顎が103本、下顎が95本で、ほぼ上下顎同じ埋入数でした。

○使用したインプラントは、ノーベルリプレイス・テーパードが124本、ストレートが69本、スピーディが5本でした。最初にテーパードを導入し、その後下顎にはストレートを用いるようになり、最近スピーディーも使用し始めたという状況です。

○長期の予後はまだ語れる期間ではないですが、これまで埋入したもののインテグレーション、すなわち骨と結合せず、除去したものが4本ありました。

○その原因。2本は安静にすべき期間中に対合歯と咬みあってしまったためにインテグレーションが阻害されました。また2本は骨移植に関係するものでした。うち1本は既存の骨の上に移植材を置いた部位に埋入しましたが、深度が浅くて骨に固定できていませんでした。これら3本は再度埋入しなおし、きちんと結合しました。残りの1本はソケットリフトで骨を作った部位に埋入しましたが、結合せず除去し、使用しませんでした。

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